杉
ピンキリがあるので選定に一番悩んだ材です。
日本人に最も馴染みのある木材のひとつ。
「直木」(すぎ) が名前の由来だとされるように
まっすぐな幹と材質に特徴があります。
材が柔らかいので足腰への負担が少ないと
評価されています。
能登ヒバ
かつて加賀藩主が隠密を使い津軽から苗木を持ち出し能登の地に移植したと言われています。
深呼吸したくなるほどの心地よい独特の香りを持ち、ヒノキやスギを上回る抗菌作用、蚊やシロアリなどの害虫に対する防虫作用、雑菌から出る悪臭を防ぐ消臭・脱臭作用などさまざまな性質を持ち合わせています。
鬼クルミ
ウォールナットと呼ばれ艶があり磨くと光沢が出て感触がいい事から外国では銃床に使われてきました。
淡いピンク色が空間に温かみをもたらし、材は少し柔らかいが安定しているので家具にも使われます。
鬼の名はクルミの皮の表面にシワが多く鬼面に見立てられた事によります。
会津クリ
国産の栗は、力強い年輪と広葉樹らしい硬質感に加えて調和のとれた色と癖の無い風合いがあります。
土台をはじめ構造材として長く使われてきた歴史があり、白川郷の土台にも栗が使われています。
耐水性があり、膨張収縮率も低いためフローリング材に適しています。
カリン
アジア原産の銘木でタイかビルマ産のものを本カリンと呼ぶ。
強度、硬度が高く、寸法安定性にも優れ、樹脂分を多く含み磨くと美しい艶がで、高級フローリングにふさわしい特製を備えています。.
派手さはあるが時とともに落ち着き味が出て、深みのある赤褐色へと変化していきます。
ブラックウォールナット
月桂冠で馴染みがあるが、古代ギリシャではアポロンの神の霊木をされこの枝葉を輪にした冠を競技の勝者に授けて名誉を称えた。
堅牢で耐久性に富み、尋常ではないほどに堅くて重い。シックな黒ベースでありながらも、その表情は豊か。 花言葉は「名誉ある地位」
カバ
サクラの木を連想させる淡い色彩の木目を持ち、木肌が似ている事からカバザクラと呼ばれますが植物学的にはカバノキ科に属する樹木。
ばらつきの少ない色合いの材面に、縮れ杢模様の輝きが散在するのが特徴。
材質もフローリングの適材として充分な堅さがあります。
アジアンチェスナット
縄文時代より住と食の両面から日本人と深く関わってきた。強度と粘りがあり土台や枕木に使われる。 タンニンを多く含み腐食に強いが、水や鉄に触れると赤黒く変色する。
ナラによく似ているがさらに木目がはっきりしており男性的。
メープル
重硬で摩擦や衝撃に強くダンスホールの床やボウリング場のアプローチにも使われる。爽やかでクリーミーな色調が人気のメープルは縮れ杢も見られ、光の当たり方で変化する。 絹のような光沢と変化に富んだ木目が魅力です。
ナラ
充分な強度と耐久性を持ち、無垢フローリングとしてはもっともポピュラー。
くっきりとした木目と淡い褐色の色合いはあらゆるテイストにマッチします。
木目が派手で男性的なイメージ。虎斑模様は美しく価値が高い。